ブックマーク / takonoki-p.seesaa.net (14)

  • 重度知的当事者に選択を迫る場面はどれほどあるか?その時私たちはどうしているだろうか?

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する 地域で暮らす重度知的当事者たち。 人の想いがなかなか周囲には理解されない当事者たちの自己選択と自己決定はいかに? 先日会った当事者Hさん。 同じ日程で別々のイベントの誘いがあり、 どちらを選ぶか?と訊ね、人に決めてもらうことになった。 人が明確に選び意思を発する事ができるなら人の意向に依れば良い。 しかし、人が明確に決定を示さない場合はどうだろうか? 明確に答えてくれない。 どちらに対しても「YES(又はNO)」と言う。 「どっちにする?」と何度聞いても人の意思が見えてこない。 又は、誰が質問するかによって答えが変わったり、間に挟まれ答えようがなく、半ば問い詰めら得ている雰囲気になり固まったしまう等々。 地域で過ごす重度知的当事者は、家族と同居して

    重度知的当事者に選択を迫る場面はどれほどあるか?その時私たちはどうしているだろうか?
    BUNTEN
    BUNTEN 2016/03/28
    「重度知的当事者に選択を迫る場面はどれほどあるか?」「私たちは、「当日のノリで」という事も許されているのだが、一人暮らしをしている彼の場合は、事前にヘルパーの手配が必要になるため許されない。」難しい。
  • 何でもかんでも被後見人になってしまう仕組み

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する 一人暮らしをしている軽度の知的当事者Gさんからの相談。 「銀行から説明に来るというので、手伝って欲しい」との事。 詳しく聞けば数年前に親御さんが亡くなり、相続問題が発生しているらしい。 まだ、時間に余裕がらしいのだが、 銀行からは「手続きをしないと遺産を受け取れなくなる」と言われたとのこと。 私自身のことで言えば、「遺産相続」なる経験もなければこれからする経験予定もない。 なので、その件に関する相談をされてもなんとも応えようがない。 ただ、 私は場合は、銀行からの説明を聞いて理解できると思う。 又、不明な点があれば行員に質問すれば良い。 銀行も企業という点では、こちらに不利になる手続きがあれば詳しい人に相談することもできる。 どれほどのものを相続するかによって

    何でもかんでも被後見人になってしまう仕組み
    BUNTEN
    BUNTEN 2016/03/27
    「何でもかんでも被後見人になってしまう仕組み」難しい。法律的な扱いを障害者本人に通じる日常語に翻訳して意思確認、という操作は、手間や時間がかかるかもしれないが不可能ではないように思えるのだが…。
  • 緊急!生活保護・家賃の更新料を出さないって本当!? その2

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する こちらは、どのような状態にあったとしても当事者自身が地域の中で自らが暮らしていく場を確保したい。 「家賃や更新料をもっとたくさん出せ」というのではなく、 兎にも角にも、「人が安心して暮らせる住居」の確保を求めている。 なので、 「見つけられるならいつでも転宅についての人の支援を担いましょう」 「それが叶わないとなればどうするんですか!?」と切り替えした。 すると・・・ 「今言ったのは、原則でして・・・」という行政職員 こちらが訴えなければ「原則を外れる事」は言わないつもりでいる雰囲気がありあり。 そこにかなりカチンときた思いをのみ込みつつ、 「原則でして・・・」に続く言葉を聞く。 「原則はそうですが、今の住居から転宅できないという事を、医師の診断書をもって

    緊急!生活保護・家賃の更新料を出さないって本当!? その2
    BUNTEN
    BUNTEN 2015/11/26
    「生活保護・家賃の更新料」読んでいる俺まで頭にくる案件。
  • 成年後見制度利用を推進するならば・・・

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する 成年後見制度は、意思決定に困難さを抱える人たちの権利を護るためにあると聞く。 しかし当に、必要とする人たちの権利擁護の手立てになっているのだろうか?は、非常に怪しくその趣旨を理解しつつも使うに使えないと思っている。 そして、使わずとも地域の中で自らの権利が保障され暮らしていける方法を様々な形で模索し続けている。 なので、 私が直接かかわる重度知的当事者たちのほとんどは、被後見相当であっても後見制度を使わず、 当事者の周囲にいる人たちと様々な形で協議し、人の権利の保障と自らの暮らしを支援している。 でも、 知人の中には、様々な理由で被後見人となった人たちもいる。 例えば、 ・後見人をつけなければ施設入所させられてしまう。 ・親の財産相続を巡り不当な扱いをされ

    成年後見制度利用を推進するならば・・・
    BUNTEN
    BUNTEN 2015/09/11
    禁治産の影が濃すぎるようには感じる。
  • いつかきた道へ

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する 「障害児者は非国民」「非国民を産み育てる親や兄弟姉妹も非国民」 「天皇の赤子でもない者は、国家の一大事においては施設へ隔離」 そんな時代があったと聞くが、 今まさにその時代へと突き進んでいるように感じる。 「基的人権が保障されている我が国がそんなことを考えるわけがない」 というが、保障の大元となる憲法が危うい。 「障害者権利条約を批准したのだから諸外国が許さない」と言っても、 先の戦争では、諸外国の声を無視して戦争へと突き進んだ。 「差別解消法」ができたけど、 「差別と区別は違う」と詭弁を駆使して、 個々の当事者の権利保障という名の下、「普通学級」と「支援学校」とに子ども達を分けていく。 この世の生きづらさを想うと「施設入所が人にとって最善」という声がまこ

    いつかきた道へ
    BUNTEN
    BUNTEN 2015/02/24
    頭が痛い話だが、そんなことねーよと切って捨てることのできない俺がいる。
  • 「生活保護費:大阪市 一部をプリペイドカードで支給」はとんでもないこと

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する 毎日新聞12月26日によれば、 「大阪市は26日、生活保護費の一部についてプリペイドカードで支給する全国初のモデル事業を始めると発表した」 という記事を目にして、これはとんでもないことだと思った。 なぜ、個人の支出を行政が管理するのか? 「過度の飲酒やギャンブルを防ぐ」とありさも「人の暮らしのため」を装ってはいる。 依存症という問題は別途あるにしても、個人が抱える事柄と保護費の管理とはまったく別物。 そもそもプリペイドカードで支給しても、なんとでも誤魔化す術はある。 プリペードにしたからといって行政が心配しているのは、受給者の暮らしではなく「不正受給」と言う物を未然に防ぐ事にある。 否、 「不正受給」もそれを狙う者に取ってはなんとでもやりようはある。 それ以

    「生活保護費:大阪市 一部をプリペイドカードで支給」はとんでもないこと
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    BUNTEN 2014/12/27
    「管理」なるものの内実。▼本人のために手伝おうというインセンティブを削ぐ話。
  • 知的・発達・精神当事者の移動支援

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する 先月、移動支援が使えるようになった精神当事者。 しかし、先月1度だけ利用。しかも、「こういうのが移動支援」と後づけで確認のサインをもらう。 車いすを利用者や視覚障害当事者の移動支援の必要性は判りやすい。 移動に際しての困難さが解りやすく一定しているからだと思う。 (ただ、体調によって短い距離なら必要ないとか、知っている場所なら一人で行けるということについて周囲は戸惑ったりする) しかし、 知的・発達・精神の当事者たちの移動支援はどうだろうか? 「行動障害」を伴う当事者の場合には、「外出の際にトラブルを起こさない」という意味では解かりやすい。 又、それが人にとっての移動支援ではなく、家族の「レスパイト」の意味がついていれば、行政も支給しやすい。 でも、 そうい

    知的・発達・精神当事者の移動支援
    BUNTEN
    BUNTEN 2014/08/02
    「発達の当事者は、「敢えて混乱する場所に行かないので必要としない」とか」これは「不必要」というのとは違う。ワンパターンを脱するためにはかーなり専門的な支援が必要だと思うぞ。
  • 再び 本人の意思決定と署名

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する

    再び 本人の意思決定と署名
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    BUNTEN 2014/05/28
    重い考察。
  • 知的当事者はなぜ孤立する?

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する

    知的当事者はなぜ孤立する?
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    BUNTEN 2014/01/30
    知的障害者とお付きあいするときに頭に置いておくべきあれこれについて。
  • 生活保護の医療券

    生活保護を受給すると、医療費は生活保護から支給される。よって、健康保険証は不要となり代わりに、受診の際には「医療券」なるものをもって受診する事になる。 この医療券。 とある市の生活保護課に行くと、「原則受診前に医療券を取りに来てください」と言われた。 歯科などの「予約診療」とかならまだ解るのだが、病院にかからねばならない状態なのに、 「その前に役所に行って医療券をもらって」などやれないと普通に思う。

    生活保護の医療券
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    BUNTEN 2014/01/29
    治療が遅れて死んでくれれば幸いとか思っているに100ジェネリック。orz
  • 見えない変化とその凄さ

    幼い頃から付き合いのある重度知的当事者たち。ふと、その人の幼い頃や人生の節目を振り返る事がある。 そして、振り返った後に今の当事者を見れば、 その成長というか変化というか、今の当事者がすべてではないという事に気づく。 それは、逆に今の困難さは将来変化し、何とかなっているだろうという希望も抱かせてくれる。 先日、いつも決まった曜日の決まった時間にやってきて、決まった時間に帰る当事者がやってこなかった。 人が姿を見せないという事では、「あれ?今日は来ないねぇ~」と周囲は思い描くが、それ以上でもそれ以下でもなく、 周囲は、「たまたま」現れなかった程度の当事者として認識する。 しかし、 自閉症を伴う当事者。 自分の決めた段取りを状況に応じて変更するという事は非常に難しい。 過去「参加したくないなら参加しなくても良いよ!」と言ってもなかなか聞き入れられず、 「参加するもの」「参加しなければならない

    見えない変化とその凄さ
    BUNTEN
    BUNTEN 2013/12/27
    「もし、朝に彼に伝えた事が伝わり、伝わった事をもって、彼自身が「今日はやめにしよう」と判断したならば、それは凄い事だと想う。」同感。m(_◎_)m
  • 支給量を減らすために支給しろと言う私

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する 一人暮らしをしている自閉症を伴う知的当事者。 24時間何らかの支援を受け自らの暮らしを成り立たせている。 しかし、 その支援のすべてが支給されているわけではない。 彼の一人暮らしを支援する事業所が様々な形で持ち出し成り立たせている。 昔は、当事者を取り巻く人たちが人の暮らしを維持するために力を集め担っていた。 しかし、昨今の制度が事業所による居宅介護の派遣となり、事業所による支援と人を取り巻く人たちによる支援とが切り分けられた。 一旦切り分けられた支援の状況は、 事業として担う側の方がより見えやすく、 又お金を貰って支援する人とお金を介さず付き合ってきた人の中に温度差を生み出し、 後者の人たちは「事業所による支援があるならば」と日々の支援から遠のいていった

    支給量を減らすために支給しろと言う私
    BUNTEN
    BUNTEN 2013/10/31
    極めて重要な指摘。m(_◎_)m
  • 「重度訪問介護」知的当事者への拡大に想う

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する 先日、他県で自立生活をしている当事者の支援者から相談の電話が入った。 その当事者は、地域の中であれこれ良からぬ事を起こし、周辺の地域住民からかなり胡散がられている。 又、このままではいづれは警察沙汰となってしまう状況をいかに支援すれば良いかというものでした。 細かな騒動の内容を聞けば、どこかで聞いた話ばかり。 ほとんどが私たちも経験済みの事ばかり。 でも、 その彼を知らないし、置かれている状況や関係性もわからない中、アドバイスと言うよりも私自身が経験した事をただただ伝え、現場でのヒントにしてもらえらたと言う話に終始しました。 その中で具体的な手立てとしては「24時間の張り付き介助」と言う体制を作ってきた事を伝えました。 現在支援の空白時間がかなりあって、その時

    「重度訪問介護」知的当事者への拡大に想う
    BUNTEN
    BUNTEN 2013/01/25
    極めて重要な話だと思うが、正直どうすればいいのかよくわからん。現場と本人の意向がスルーされないような体制が出来上がることを望みたいが…。
  • 成年後見制度の危うさ

    私が日々暮らす日常の中で出会う知的障がいを持つ人々。彼らの自立生活や地域生活の「支援」を自らの日常を通じ、自らの支援の?を模索する 怒りネットというMLに「成年後見人の犯罪」と言うショッキングなタイトルがあり開いてみた。 その内容は以下の通り。(ただし、メールの主に掲載を依頼したところ、若干の手直しをしていただいた上で載せています) ちょっと長いですが全文載せます。 ====== 皆さんお疲れ様です。 世田谷の宮崎です。 成年後見をめぐってとんでもない事態が起きています。西宮市の話なので関西の方々はご存知かもしれません。 西宮市のすばる舎という事業所で生活しているTさんが、人の意思に反して無理やりすばる舎を退去させられようとしていて、それをやろうとしているのがTさんの成年後見人だという事件です。 Tさんは30年間すばる舎で生活しています。昼間は作業所に通って夜は生活ホームで、作業所は社会

    成年後見制度の危うさ
    BUNTEN
    BUNTEN 2012/06/20
    これは重大な人権問題だと考えるが、聞く限り形式的には確かに問題がない。というか、生活保護問題にも共通するが、親族の責任や権限が不当に大きくされている結果と考える。後見人の役割はあくまで本人の権利擁護。
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