日本たばこ産業(JT)の自動販売機子会社ジャパンビバレッジホールディングス(HD)の争奪戦に、サントリー食品インターナショナルが勝利した。もともとサントリー食品は、傘下のサントリーフーズを通じジャパンビバレッジHDの議決権12.0%を握る、第2位の株主だった。今回JTの持ち株を取得することで、82.5%を握る筆頭株主になる。 4月17日の1次入札にはサントリーHD、アサヒグループHD、キリンHDのビール系飲料メーカーのほかに、イオンなどの小売り企業やファンドなどが名乗りを上げた。2次入札を経て今夏に売却先が決まるとされていたが、サントリーHDが5月25日、JTから1500億円で取得することで合意したと発表した。 JTが売却するジャパンビバレッジHDは自販機業界4位で、約26万台の自販機を保有する。「JTの自販機をどこが買収するかで、飲料業界の勢力地図が劇的に塗り替わる」(業界筋)とみられて
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