人口減少に伴い全国的に一軒家やマンションの空き家が増える中、空き家解消の手段として「DIY型賃貸」が注目されている。借り主が部屋の内装などを自らの好みに合わせ改修できる物件で、国土交通省も契約書式例などをホームページで公開し普及を後押しする。滋賀県内でもDIY可能な賃貸マンションが登場したり、空き家のDIYを通じた地域づくりの検討が始まったりしている。 大津市若草台の賃貸マンションに昨年8月、DIY型賃貸のモデルルームが完成した。住宅リノベーション会社の9(大阪市)とDIY工務店(徳島市)が昨年7~8月、一般公募の参加者とともに造り上げた。配管などの設備はプロに任せたが、畳の和室やキッチンがあった室内は、手作りの床板を並べたフローリングの部屋やカウンターキッチンなど、おしゃれな空間に一変した。 作業を指導したDIY工務店の竹村充広さんは「部屋を自分の思い通りに仕上げることができ、賃料が