サファイヤ 35歳 女性 専門職 既婚 虚しい多忙な日々 ケースワーカーの仕事をして10年が経ちます。問題を抱えて困っているご家庭を訪問し、生活の相談にのる、大変やりがいのある仕事です。精神的にはハードですが、子どもの頃、私の実家もいろいろ大変だったので、家庭の悩みをもつご家族にすごく共感でき、この仕事は天職だと思っていました。だから、自主的な勉強会に参加したり、有料の講習で心理学を学んだり、いろいろ努力しました。 努力の甲斐あってか、私の受け持つ家庭は良い方向に向かうことが多く、変な話ですが自分で「私ってスゴイ!」と思ってました。気づいたら、他の人よりも多くのケースを受け持ち、所内で一番忙しいケースワーカーになっていましたが、それも自分にとっては誇りであり、ますます仕事にのめりこんでいきました。 ところが、ある日、ふと気づくと私の受け持ち家庭に、時どき以前の担当ケースワーカーが訪問してい