AERA 2020年6月15日号よりこの記事の写真をすべて見る AERA 2020年6月15日号より 榛沢医師(写真右)は被災地での診察もしている。熊本地震の際には、避難者の女性の足から血栓を見つけた/2016年4月、熊本県益城町 (c)朝日新聞社 新型コロナウイルスには血栓をつくりやすい性質があり、重症化に関連することが明らかになってきた。AERA 2020年6月15日号は「血流」を特集。血栓とウイルスの関係に迫る。 【図を見る】エコノミークラス症候群はこうして起きる * * * 血の塊、「血栓」。 これができると血液の流れは止まり脳梗塞や心筋梗塞など命にかかわるさまざまな疾病を引き起こす、人体にとって怖い存在だ。今この血栓が、新型コロナウイルスの患者を重症化させる原因の一つであることがわかってきた。 4月下旬、海外から衝撃的なニュースが飛び込んできた。米CNNの日本語ニュースサイト