昭和8年竣工(しゅこう)の名建築で、米国出身の建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが手がけた「大丸心斎橋店本館」(大阪市中央区)の建設当時の設計図や写真を集めた展覧会「心斎橋大丸原図展~ヴォーリズと佐藤久勝(ひさかつ)」が、同区の船場ビルディングで開かれている。同店は老朽化による建て替えが決まっており、主催者らは「展覧会を通じて建物の価値を伝えたい」と話している。8月2日まで。 同店は、ヴォーリズ率いるヴォーリズ建築事務所が設計。重厚な外観と、幾何学的なアールデコの装飾が施された内装が特徴で、佐藤は同事務所(現・一粒社ヴォーリズ建築事務所)でデザインを担当していた。 一粒社ヴォーリズ建築事務所には、数百枚に及ぶ図面が保管されており、今回の展覧会では、細部まで書き込まれたエレベーターホールなど37点の図面を展示している。 大丸心斎橋店本館を運営するJ・フロントリテイリングが今月24日に建て
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