2018年に医学部の不正入試問題が発覚した東京医科大(東京)の臼井正彦前理事長(79)が、東京国税局の税務調査で、同年までの5年間に計約1億円の申告漏れを指摘されたことが関係者の話でわかった。医学部入試で有利な取り計らいを依頼された受験生の親などから個人的に受け取った謝礼を申告していなかった。不正に得点が加算された「裏口入学」の受験生分も含まれるという。 同大の内部調査委員会は18年8月、一連の不正は臼井氏が主導したと認定。謝礼の存在にも言及したが金額は判明していなかった。 関係者によると、同国税局は不正入試問題を受けた税務調査で、受験生の親などが臼井氏らに宛てた手紙や、特定の受験生の名前や受験番号、紹介者などが記されたメモなどを確認。臼井氏らにも説明を求めた結果、臼井氏が18年までの5年間に、受験生の親などから入試前後に1年あたり約2000万円を謝礼として受け取っていたと認定した。 鈴木

