アルゼンチンの首都ブエノスアイレス郊外のサンイシドロで発見された、マクロ銀行支店(右側)前の道路の穴(2024年8月8日撮影)。(c)FRANCO FAFASULI / AFP 【8月9日 AFP】アルゼンチンの警察は8日、道路の真ん中に突き出た1本の金属棒のおかげで、2006年に起きた「世紀の強盗劇」の再現を未然に防いだと発表した。 現場は2006年の事件と同じ、首都ブエノスアイレス郊外の高級住宅地サンイシドロ(San Isidro)。7日、石畳の道路に駐車していた運転手が、車体下部から音がするのに気づいた。原因は、路面から突き出た棒だった。 現場に到着した警察が道路を掘った結果、トンネル、掘削機械、大量の建設発生土が見つかった。トンネルはマクロ銀行(Macro Bank)の支店から約220メートル離れた倉庫から始まっていた。 警察によると、トンネルは木材で補強され、換気設備と照明が備わ