8月22日、ローマ教皇フランシスコ(写真右)は前教皇のベネディクト16世(同左)と同様に存命のまま退位するのではないかとの観測がくすぶっておいるが、生前退位した教皇の身分などを定めていないカトリック教会の規定の不備が浮き彫りになっている。バチカンで2014年9月撮影(2022年 ロイター/Tony Gentile) [バチカン市 22日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコ(85)は前教皇のベネディクト16世(95)と同様に存命のまま退位するのではないかとの観測がくすぶっているが、生前退位した教皇の身分などを定めていないカトリック教会の規定の不備が浮き彫りになっている。 フランシスコ教皇は初めて生前退位した教皇ケレスティヌス5世のゆかりの地であるイタリアの都市ラクイラを28日に訪れる。教皇ケレスティヌスは1294年に即位からわずか5カ月で生前退位した。2013年に教皇ケレスティヌスの退位