古代ローマの都市ポンペイの家屋にある小部屋から2体の遺骨が見つかった/Archeological Park of Pompeii ローマ(CNN) 紀元79年に起きたベスビオ火山の噴火で埋まった古代ローマの都市ポンペイで、男女1体ずつの遺骨が新たに発掘された。彼らが所有していた硬貨や貴重な宝石も合わせて出土したと、考古学者らが明らかにした。 今回の区画の発掘では、古代の建物や遺物が数多く見つかった。具体的にはパンの製造所、改修中の家屋、精巧な絵画で飾られた複数の部屋などだ。 ベスビオ火山噴火当時のポンペイには2万人前後が住んでいたとみられる。最新の発見を受け、被災前の現地での暮らしがどのようなものだったかについて一段の詳細が明らかになった。 上記の遺骨が見つかった小さな寝室は、住人の一時的な寝場所として使われていた。本来の大きな家屋が改修中だったためだと遺骨を発掘した考古学者らは指摘する。