阪神大震災で大きな被害を受けた神戸市長田区の若松公園で27日、同市出身の漫画家、故横山光輝さんの代表作「鉄人28号」の原寸大モニュメントの起工式があり、高さ約2・5メートル、重さ約900キロの頭部がお披露目された。 群青色に塗装され、黄色い目がにらみを利かせる頭部はこの日、大阪府岸和田市の金属加工会社のトラックで運ばれ、懐かしのテーマ曲とともに除幕された。今後、組み立て工事に取り掛かり、9月下旬には総重量50トン、高さ約15・3メートルの像が完成する。 地元の商店主らで構成するNPO法人「KOBE鉄人PROJECT」が中心となり、震災復興のシンボルとして平成19年にプロジェクトを発足。制作費1億3500万円は一般からの寄付などでまかなう。 同法人の正岡健二理事長(61)は「製作過程を子供たちに見てもらい、ものづくりの町の再生につなげたい」と期待を込めた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く