「突然爆発的に患者が急増(オーバーシュート)すると、医療提供体制に過剰な負荷がかかり、それまで行われていた適切な医療が提供できなくなることが懸念されます」 政府の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」は3月19日、聞きなれない「オーバーシュート(爆発的な患者急増)」や「ロックダウン(都市機能の封鎖)」と言葉を何度も使いながら、「状況分析・提言」を公表して強い危機感を打ち出しました。 これまでと状況はどう変わったのか、そして、なぜ今、この提言を我々に向けて発信したのか。 専門家会議の構成員の一人で、国際的な新興感染症対策のスペシャリスト、川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦さんにその狙いを解説していただきました。 ※インタビューは3月23日夜に行われ、話した内容はその時点の情報に基づいています。 欧米の爆発的な流行に日本も影響を受けざるを得ない ーー専門家会議が3月19日に出した「状況分析