このエントリを書いている時点ではテポドン二号であるかどうかの確認は取れていない。たぶん、そうらしいということ。そしてそうだとしたら、最初からスカッド、ちゃう、スカなミサイルであったのではないか。燃料入れちゃったから日本海に廃棄しちゃえ、と。 他数発はスカッドとノドンらしい。スカッドは中華圏では欠かせない爆竹の類として、ノドンはまじで飛ばすと日本の大都市に安らぎの木陰を提供している公園くらいは吹っ飛ばせる。当たるとやだよねという感じ。 要点は米国がどのくらい予知していたか、また北朝鮮にどのくらいの認可を与えていたかということだが、実態が上に書いたようなおちゃらけに近いなら、北朝鮮と米国、うふふ、お二人って仲がよいのね、ということなのだろう。米国がお招きしたウッキーなお客さんも帰ったわけで面々のメンツもちゃんと守ったし。 これで日本の世論が多少なりともキィィとかお怒りになると、仲のよろしいお二
北朝鮮に拉致されたまま行方不明になっている横田めぐみさんの「遺骨」をめぐって、日本と北朝鮮だけではなく、自然科学の世界では権威以上のものを持つ科学雑誌Natureと日本政府が交戦状態になっています。 日本と北朝鮮は当事者同士ですが、言うなれば第3者としてその間に登場したNatureと日本政府の間に見解の相違が生じたとすると、日本にとってははなはだ立場が悪くなったと言わざるを得ません。 そもそもの発端は、昨年遅くに北朝鮮から渡された横田めぐみさんの「遺骨」のDNA鑑定結果です。私も昨年の12月9日のエントリーで書いていますが、DNA鑑定をやったのは日本だけ、しかも科学警察研究所ではDNAを抽出できずに判定不能という結果を出しているんにもかかわらず、日本政府は帝京大学の判定結果を採用して、「遺骨は横田めぐみさんのものではない」という判断を公式見解としているようです。当然にも北朝鮮は反論し、結果
韓国政府は北朝鮮が発射しようとしているのは軍用ミサイルではなく人工衛星である可能性が高いとの判断を下したという。 国民数百万人を飢えさせ、ひいては外国で日雇い労働者・家政婦・売春婦として売られるような状況に追い込んだ北朝鮮政権が、科学技術分野で競争するために人工衛星を打ち上げようとしているという話だ。 政府が何を根拠に米国や日本と異なる判断をしているかは定かでない。ただ、韓国政府が北朝鮮の軍事情報の90%以上を米国の偵察衛星に依存しているということは、知るべき人は皆知っている事実だ。 知らないうちに韓国政府が独自の情報収集能力を身に付けたのだろうか。万が一そうだとしたら、なかなか感心すべきことだ。しかし実際には、米国が手にした情報をのぞき見しながら、情報に対する解釈のみ独自に行っているというのが真相だろう。 こうした事実は、政府関係者らが「軍事用ミサイルは普通固体燃料を使うのに今回
本日朝刊9面【国際2】 田中均前外務審議官は15日、東京・内幸町の日本記者クラブで講演し、金正日総書記の独裁とされる北朝鮮で、実は軍の発言が一定の力を持っていると指摘した。北朝鮮の意思決定は「金総書記だけでなく、軍を中心に集合的に」なされていると説明した。 小さな扱いですが、田中氏は重要な示唆をしています。 従来、北朝鮮の政治体制は総書記をトップとした労働党を中核とし、政府や軍はそれに従属するという権力構造でした。 しかし金日成亡き後、金正日総書記は腐敗の進んだ党を排除し、軍を中心とした政治に転換します。 これが「先軍政治」と呼ばれるもので、公式の地位として彼が国防委員長を名乗っているのも自分こそが軍を統括する立場にあるということを強調するためなんです。 この国防委員会の下に軍である人民武力省、そして内閣と行政府がぶら下がっており、これ自体かなり異様な体制だと言えます。 党が
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