◆オリックスから資本・役員 ◆急成長 「村上ファンド」の業績の伸びは目覚ましい。 中核の投資顧問会社で、2000年9月に業務を開始したMACアセットマネジメントの営業報告書によると、一般企業の売上高に相当する投資顧問料の収入は、02年3月期の1億226万円が、05年3月期には25億143万円へと、3年間で約24倍に急成長した。 急成長は、ファンド規模の拡大が支える。投資家が資金運用の判断をすべて投資顧問会社に任せる「投資一任契約」をMACアセットが結んだ資産の残高は、02年3月末の615億円が05年3月末には1653億円となった。05年6月末には1795億円に達した。受け取る投資顧問料も、その分増えたわけだ。 しかし、本当はそれすら“氷山の一角”に過ぎないのかもしれない。 村上ファンドは、グループの“司令塔”である経営コンサルタント会社のM&AコンサルティングとMACアセットが中核だが、そ