ハラキリロマン。夢オチについて書いた記事にいただいたコメントでこのブログを知った。中にロッキンオンを痛烈に皮肉った文章があって大爆笑してしまった。正確な批評だとは思うのだが、20数年前の熱烈な読者として、ロッキンオンはいつからこんな雑誌になってしまったのかと寂しく思うところもある。批評精神に満ちたネットの住人から、こんなふうに笑われていることを彼らは知っているのだろうか。本当に、ロッキンオンはいつからだめになってしまったのか。 ☆ いや、その答は20年前に出ているのだ‥‥そう、あの日、創刊当初から守り通してきた280円という価格を捨てた、あの日からだ。 ☆ 渋谷陽一という天才的な編集者が始めた、280円時代のロッキンオンは良くも悪くも「同人誌」だった。記事のほとんどを、思い入れたっぷりの、つまりは偏向したただの音楽マニアに過ぎない読者からの投稿に頼り、取材ができなかった大物ミュージャンの、