ジャパネットたかたの創業者である髙田明さんと、 糸井重里が対談することになりました。 生まれた年も日も近いふたりが、 「ものを売ること」「伝えること」について、 それぞれの考えを語り合います。 自分の売りになることは何か? アイデアを出すにはどうすればいいのか? 失敗を乗り越えるには? 決して「うまいことを言わない」、 ベーシックでぶれないヒントに満ちた全10回です。 ※この記事は日経MJ2017年8月7日号のために 収録された対談を、ほぼ日が編集し、掲載するものです。 糸井 買い物は、そのもの自体より、 「なんで買ったの?」と人から訊かれる、 動機のところがじつはいちばん楽しいんですよね。 髙田 そうかもしれませんね。 ぼくはね‥‥あんまり言えないんですが、 ほとんどものを買わないんですよ。 糸井 ‥‥言っちゃいましたね。 髙田 もともと財布を持って歩かない、時計をしない。 キャッシュカ