「競技を本格的に始めた高校生の頃から、現役を引退する30歳までおよそ15年間、無月経の状態でした」 こう打ち明けたのは、陸上の世界選手権のマラソンで銅メダルを獲得した千葉真子さんです。 生理が3か月以上ない状態の無月経。当時は夢を追いかけるのに夢中で、いつの間にか生理がないことが日常になってしまっていたといいます。 自分の経験や失敗から、若い人たちに家族の未来を守ってほしいと、公表を決意した千葉さん。伝えたいメッセージとは。 (スポーツニュース部 記者 松山翔平)
「競技を本格的に始めた高校生の頃から、現役を引退する30歳までおよそ15年間、無月経の状態でした」 こう打ち明けたのは、陸上の世界選手権のマラソンで銅メダルを獲得した千葉真子さんです。 生理が3か月以上ない状態の無月経。当時は夢を追いかけるのに夢中で、いつの間にか生理がないことが日常になってしまっていたといいます。 自分の経験や失敗から、若い人たちに家族の未来を守ってほしいと、公表を決意した千葉さん。伝えたいメッセージとは。 (スポーツニュース部 記者 松山翔平)
東京オリンピックの競技を子どもたちが会場で観戦する「学校連携観戦」について都教育委員会は9日、全ての観戦の中止を決めた。同日、都内の区市町村教委に通知を出したという。都や大会組織委員会などによる5者協議で都内会場での無観客開催が決まったことを受けて、対応を見直した。 学校連携観戦は、組織委が大会の競技会場がある自治体などにある公・私立学校の希望に応じてチケットを配分し、子どもたちに競技を見てもらうもの。大会が延期になる前の2019年8月時点で都内では約90万人の観戦を見込んでいた。 都教委は、組織委が8日に「無観客の場合には学校連携観戦も中止するのが適当」とする判断を示したことを受けて、中止を決定した。パラリンピックの学校連携観戦については、組織委の観戦に関する判断が五輪後に先送りになり、有観客となった場合には予定通り行う方針。現在、各自治体に意向調査をしており、希望する学校があればチケッ
本論の理路は長い(あと、やや分かりにくい)ので、お手数ですが端折らず最後までお読みください。 以前、「成人式には行かないで」というブログを書いた。同様に、アスリーツに「オリンピックにはこないで」というメッセージを出せばよい、というご意見を頂いた。 本稿のテーマは「オリンピックは開催できるか」だが、その前に「アスリーツに来ないで」というべきかについてコメントする。 アスリーツにオリンピックに来ないで、というべきではない。 成人式に行かないでほしい、という意見は、新成人が(しばしば)都会から田舎に移動し、旧友たちと旧交を温め、実家に帰り、家族親類と久方ぶりに再会する、というシナリオが容易に想定できたからだ。それは感染リスクの拡大のみならず、ハイリスクな高齢者への感染の広がりのリスク増加を意味する。成人式なんかに出なくたって成人はする。ぼくも外国にいたので成人式には出なかった。成人式に出る「価値
日本スケート連盟は、スピードスケートの国内大会に出場していた選手8人が、新型コロナウイルスに感染したことを受け、今月4日から山梨県で予定していた国内大会を中止することを決めました。 日本スケート連盟によりますと、先月中旬に北海道で行われた全日本選抜競技会と先月下旬に青森県で行われた全日本選抜競技会の両方に出場していた選手5人と、この2大会に加え、28日から2日間、群馬県で行われた全日本学生選手権に出場した選手3人の、合わせて8人の選手に新型コロナウイルスの感染が確認されたということです。 この8人の選手は、入院やホテルでの隔離措置を行っていて、容体は安定しているということです。 また、保健所が特定した濃厚接触者は14人で、このうち9人はPCR検査を受け陰性と判定され、残りの5人は検査の結果を待っているということです。 これを受け、日本スケート連盟は、感染拡大を防ごうと、今月4日から山梨県富
競泳女子で100メートルバタフライなど複数の種目で日本記録を持つ池江璃花子選手が、自身のツイッターで、「白血病」と病院で診断されたことを明らかにしました。 池江選手は12日午後2時すぎに自身のツイッターを更新しました。 池江選手は「ご報告です」と題し、「この度、体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、『白血病』という診断が出ました」と報告しました。 また、「しっかり治療をすれば完治する病気でもあります」としたうえで、ことし4月に開かれる競泳の日本選手権については「出場を断念せざるを得ません。今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。これからも温かく見守っていただけると嬉しいです」とコメントしました。 池江選手は東京都出身の18歳。女子100メートルバタフライなど複数の種目で日本記録を持
今、日本で最も注目されているスポーツといえば、昨年のワールドカップで快挙を成し遂げた「ラグビー」だろう。その勢いのまま、2月26日開幕の国際リーグ戦「スーパーラグビー」への期待も高まっている。今年は日本代表チームの「サンウルブズ」が参戦するのだ。そんな注目のラグビーを、少し異なる角度から観戦し、より楽しむための話を紹介したい。キーワードは「プレイヤーウェルフェア(選手の福祉・健康)」である。 かつてラグビーの試合でよく見た「魔法の水」はどこへいった? ラグビーは、最も激しく体をぶつけ合うスポーツの1つだ。その闘志あふれるタックルやスクラムはラグビーの醍醐味だが、それゆえ激しいタックルなどによって試合中に脳震盪(のうしんとう)を起こし、ピッチに倒れてしまう選手も出てくる。 山田睦雄氏(やまだ むつお) 流通経済大学スポーツ健康科学部教授・医学博士。ラグビーの国際統括組織「ワールドラグビー」の
■なぜ死亡事故が減ったのか――「頭部外傷」という視点昨日に発表した記事「柔道事故 死亡ゼロが続いていた」が大きな反響を呼んだ。 柔道で重大事故が起きてきたことはすでに知られていても、この数年の「死亡ゼロ」は新鮮に受け止められたようだ。その反響のなかで、「なぜ死亡事故がゼロになったのか知りたい」という意見をたくさん頂戴した。今回はその質問・疑問に答えたいと思う。 結論を先に端的に示すならば、死亡事故が減った最大の理由は、死亡の原因が「頭部外傷」にあることが柔道指導者に認知され、頭部外傷に重点を置いた対策が徹底してとられたことに求められる。 ■「頭部外傷」対策は、ないに等しかった学校柔道での100件を超える死亡事故が明らかになったのは、2009年9月のことである。私がデータを、ウェブサイト「学校リスク研究所」に発表した。そこから見えてきたのは、死亡事故の多くが、柔道固有の動作(投げ技、受け身)
羽生選手の姿に「感動」の問題点この週末(11/8-9)、スポーツ医学の中核を担う「日本臨床スポーツ医学会」の学術集会が東京で開かれている。脳震盪(のうしんとう)に関する調査研究がいくつも発表され、日本のスポーツ界において、脳震盪への対応が喫緊の課題であることを感じさせてくれる。 まさにその最中に、羽生結弦選手の事故が起きた。それは端的にいうと、(脳震盪であったとすれば)その事後対応は、多くのスポーツドクターが目を疑う光景であったといってよい。 フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦。羽生結弦選手は、フリー演技前の練習中に中国の選手と正面衝突し、顔面ごとリンクに倒れていった。羽生選手は、そのままぐったりとリンクに仰向けになった。相手の選手にぶつかった瞬間と,リンクに倒れ込んだ瞬間それぞれに頭部への衝撃があったように見える。脳震盪の症状が疑われる。 なお補足までに言っておくと、「脳震盪」とは、
阿部 「こちらをご覧下さい。」 スキージャンプの、髙梨沙羅(たかなし・さら)選手。 卓球の石川佳純(いしかわ・かすみ)選手。 そして、サッカーの『なでしこジャパン』。 スポーツの分野で活躍する女性が増えています。 阿部 「ここからは、トップアスリートのみならず、すべての女子選手にかかわる切実な問題についてです。」 鈴木 「それが、女性につきものの『生理』と、どう向き合うのかです。 特にアスリートにとっては、コンディションの低下やプレーの質、競技の結果をも左右する重要なことなんです。 国立スポーツ科学センターの最新の調査結果では、実に9割が『生理に伴ってコンディションが変化する』と回答しています。 お腹や腰などが痛くなる、いわゆる『生理痛』のほかに、集中力が落ちたり、イライラしたりするといった、精神的な影響を訴える選手も多いことがわかりました。 それにもかかわらず、プライベートな問題なだけ
西岡剛選手が帰ってきた!!「鼻骨骨折、左肩肩鎖関節脱臼、左右の第一肋骨骨折」と診断された大ケガを乗り越え、6月27日、1軍の舞台に舞い戻ってきた。大歓声と割れんばかりの拍手に迎えられた西岡選手は、新たな持ち場であるサードの守備でも軽快に動き、初ヒットも記録した。体は完全に回復したようだ。 専門家から高い評価を受けた、瞬時の処置衝撃的なアクシデントだった。3月30日、東京ドームでのジャイアンツ戦。セカンド後方の打球を追ってライトの福留孝介選手と衝突し、後頭部から床に落下した。ピクリとも動かない西岡選手の姿に、誰もが最悪の事態を想像したことだろう。 全国に中継されていたテレビの画面を見ていて、ある一人のトレーナーの行動が気になった。彼は事故後、即ベンチを飛び出して現場に駆けつけ、いくつかの確認作業の後、西岡選手の頭を支え始めた。救急車が到着するまでの間、微動だにせず支え続けた。 その人とはタイ
実績ある過去。そして新たな始まりへ。 GEヘルスケア ライフサイエンスはCytiva(サイティバ)となりました。『プレスリリース(英語)はこちらから』 まずは、ちょっとした頭の体操です。 観察された事実1:多量の物質Xが存在する場合、症状Yは重度である 観察された事実2:少量の物質Xしか存在しない場合、症状Yは軽度である 導かれる結論:Xを減らすことで症状Yを軽減することができる さて、この結論は正しいでしょうか? 正しいかもしれませんし、間違っているかもしれませんね。物質Xが症状Yの原因である可能性もありますが、それとは逆に症状Yの結果として生成されたのが物質Xである可能性もありますし、全く別の原因Zがあって、XとYはともにその結果かもしれないのです。 全貌が明らかになっていない系について、得られた相関性だけで解釈してしまうと、間違った結論に達してしまうことがあります。 しかし、それでも
米プロフットボールリーグ(NFL)が脳振盪(しんとう)問題で揺れている。12月に入ってから、現役選手が交際相手を射殺した後に自殺する事件があったほか、飲酒運転の末にカーブを曲がりそこねて同乗のチームメートを死亡させる事故も発生した。ともに脳振盪との因果関係が証明されたわけではないが、激しいタックルによる度重なる脳へのダメージで、選手は感情的な起伏が大きくなりやすいと指摘する声もある。CDC(米疾
30歳代の心筋梗塞…東大・武藤教授「極めて珍しいケース」
(中央上から時計回りに)不倫疑惑を伝える米誌、妻のエリンさん、大破した自動車、ウチテルさん、グラブスさん。ウッズは汚れたイメージをどう立て直すのか(AP) これまでに14人の“愛人”の存在が公になった米男子ゴルフゴルファーのタイガー・ウッズが「セックス依存症」の治療のため、米ミシシッピ州の専門病院に入院していることが18日分かった。同州の地元テレビ局WJTV(電子版)が報じた。 WJTVによると、ウッズが入院したのはミシシッピ州ハッティスバーグの依存症治療専門のパイン・グローブ病院で、「病院の広報が、ウッズの入院を認めた」としている。 ハッティスバーグでは、ウッズがこの病院に入院し、住民が町なかでウッズをしばしば目撃していたとの情報が報道機関に寄せられており、AP通信などが取材に訪れるなど、大きな話題になっていた。 このため、病院側もウッズの入院の事実を認めざるをえなくなったとみられる。
ワラシェビッチは2歳のときにポーランドからアメリカに移民してきた。何度もアメリカの市民権を得ようとしたものの認められなかった。ワラシェビッチはアメリカの市民権をとる前から、陸上競技会で数多くのタイトルを獲得してきた。ワラシェビッチはふだんはステラ・ウォルシュと名乗っていた。 ワラシェビッチは優秀なランナーになったことで、ついにアメリカの市民権を得ることができた[3]。しかし、ワラシェビッチは1932年ロサンゼルスオリンピックにはポーランドの代表としてオリンピックに参加することとした。 ワラシェビッチは予選と準決勝の両方で11秒9と当時の世界タイ記録の好走を見せ、決勝に進出。決勝でも11秒9を出し、金メダルの栄冠に輝いた。さらにワラシェビッチは同日行われた円盤投にも出場し6位という結果を残している[4]。さらに4年後の1936年ベルリンオリンピックに出場し、オリンピック連覇を目指した。しかし
「ハイテク義体」の最前線:"通常より強力な人間"も誕生へ? 2008年9月22日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Jose Fermoso ピッツバーグ大学の科学者チームは[2004年]、サルの脳にセンサーを埋め込み、その思考によってロボット・アームを動かす実験に成功した(日本語版記事)。これは、「神経プロテーゼ」という分野における飛躍的な進歩と言える。神経プロテーゼとは、[麻痺性の疾患や損傷などがある]身体障害者にチップをインプラントして、信号を送って動きを誘発するという手法だ。[プロテーゼ(独:Prothese)とは医療用具として、体の中に埋入する人工物のこと] この研究が進んで飛躍的な進歩の数々がもたらされれば、身体に障害のある人々が「バイオニック」で強力な身体機能を持つ者として再評価される可能性があり、さらには思考で制御する装置の新時代が開かれることに
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