イラストを投稿できる交流サイト(SNS)が人気だ。代表格の「pixiv(ピクシブ)」は開始2年半で180万人が利用するまでに成長。飛び抜けた技量を持つ人気ユーザーは「神絵師」と呼ばれて尊敬を集め、1日で数万個のフィギュアを売る人気イラストレーターも登場している。ユーザー同士がゲームのようにイラストを競い合ったり、評論したりすることが魅力で、新たなプロへの登竜門になりつつある。 ピクシブは「ほぼニート」だったというイラスト好きの上谷隆宏さん(29)が2007年9月に始めた。180万人超の会員の大半は10代や20代で、すでに1000万枚ほどのイラストが投稿されている。 ピクシブで行われているユーザー発の企画のひとつ「ピクシブファンタジア」。参加者が両軍に分かれて閲覧数を競い、人気のあるイラストを多数投稿した陣営が勝利する仕組みだ。企画者が大まかな筋書きと場面設定を準備するが、参加者は思い思