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スマホによる「不正行為の疑い」を巡り「竜王戦」の挑戦者だった三浦弘行九段(42)が不出場になった問題について、対局予定だった渡辺明竜王(32)が週刊文春の取材に応じ、一連の経緯や自らの心境について初めて明かした。 三浦九段による、スマホを使用した「将棋ソフトでのカンニング疑惑」の対局は4局あるとされ、そのうちの1局は10月3日に行われたA級順位戦の「三浦九段対渡辺竜王」だった。この対局を一部の棋士がネット中継をもとにリアルタイムでソフトで検証していたところ、驚くほど三浦九段の指し手がソフトと一致したという。 それを知らされた渡辺竜王は過去の三浦九段の対局も含めて調べ、指し手の一致、離席のタイミング、感想戦での読み筋などから「間違いなく“クロ”だ」と確信したという。 三浦九段に関する疑惑は将棋界の一部で今年8月ごろから囁かれており、週刊文春も取材を進めていた。他に大手新聞社の記者も情報を把握
■10月19日 「立ち合い強く当たって、後は流れで…」とは5年前相撲界を震撼させた八百長メールの一節だ。以後、相撲協会は再発防止に携帯電話の支度部屋持ち込みを禁止し入り口で預かっている。同じ伝統文化である将棋の世界では先日、京都市で指された竜王戦第1局で不正防止のため前代未聞の金属探知機が導入された。 当初、渡辺明竜王に挑戦するはずだった三浦弘行九段が対局中に将棋ソフトを不正使用したとの疑いが浮上し、今年末まで出場停止となった。ある高段棋士によると三浦九段は最近の棋戦で対局中ひんぱんに席を外すことで、棋士たちから不審の声が高まっていたそうだ。 それも席を外すのはふつう自分が指した後なのに、同九段は相手が指した直後に外すというあり得ない行動をとった。「解析すると離席率が非常に高く離席後の悪手率ゼロというのもフシギだ」と高段棋士。ある対局で不審を抱いた相手が記録係に「ちょっと見てきて」と頼むと
前回は、将棋プログラムの基盤として、駒の動きや盤面を管理する「将棋盤プログラム」のつくりかたについて、オブジェクト指向の観点から解説しました。(実際に将棋盤を完成させるには、まだまだつくる必要があるクラスがありますが…) 今回からはいよいよ、将棋の指し手をコンピュータに考えさせる人工知能プログラムのつくりかたに入っていきます。 人間はどのようにして次の一手を指すのか-人工知能プログラムをつくる前に 人工知能プログラムをつくる有力なアプローチの一つに、「人間の思考を真似ること」があります。このため、実際に人工知能による将棋の思考プログラムをつくる前に、まず人間の思考方法について考えることは重要です。 人間のプレイヤーはまず、現時点での将棋盤と持駒台の駒の配置を見て、次の指し手の候補を考えます。続いて、相手がどのような手を指すか、相手側になって考えます。さらに、その相手側の手に対して、自分がど
プロ棋士とコンピュータ将棋の頂上決戦「電王戦」への出場権を賭けた棋戦「叡王(えいおう)戦」。2期目となる今回は、羽生善治九段も参戦し、ますます注目が集まっています。 ニコニコでは、初代叡王・山崎隆之八段と段位別予選を勝ち抜いた精鋭たち16名による本戦トーナメントの様子を、生放送および観戦記を通じてお届けします。 叡王戦公式サイト すべての写真付きでニュースを読む 本局も敗者の肉声で構成する。こちらは普通の観戦記スタイルで書こうと思ったのだが、佐々木大地四段に事前に送った挨拶メールの返事を見て、ピンとくるものがあったのだ。 メールには「佐藤名人とは天と地ほどの差ですが、多少なりとも勝負になるよう頑張りたいと思います」という一文が記されていた。「天と地」が両対局者の名前である「天彦」と「大地」にかかっているではないか。もちろん意識していないだろうが(実際、偶然だった)、面白みを感じたのである。
10月12日、将棋界に激震が走った──。日本将棋連盟が、三浦弘行九段(42)を年内の公式戦出場停止処分にしたと発表したからだ。ことの発端は、三浦九段が対局中に不自然な中座を繰り返すことから、スマートフォンの将棋ソフトを使って、いわゆるカンニングをした疑いを持たれたことによる。 この事件は、将棋界だけでなく、一般のニュース番組でも詳しく採り上げられるなど世間の関心を集めたが、「お隣の世界」である囲碁界は大丈夫なのか。朝日新聞紙上で囲碁名人戦の観戦記を20年にわたって執筆している観戦記者の内藤由起子氏が解説する。 * * * 10月11日に将棋連盟が聞き取り調査を行った中で、三浦九段は「疑念を持たれた状況では対局できない」として、挑戦者に決まっていた第29期竜王戦七番勝負に出場しないことを申し出たという。しかし休場届の提出が期限までになかったことから、連盟は、出場停止処分を決めた。 10月1
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