「わずか3本」 ことしのセンバツ高校野球で大会を通じたホームランの数です。高校野球に金属バットが導入されて以降、最も少なくなりました。この数字だけを見てみれば反発力を抑えた新たな金属バットの影響が如実に表れたと言えます。 その一方で、1点をどう奪い、1点をどう防ぐかという野球の原点を再認識させ、新たな時代の訪れを感じさせる大会となりました。 (甲子園取材班 並松康弘) 甲子園とセンバツ100年の節目に新たな歴史 健大高崎が初優勝 甲子園球場で開かれたセンバツ高校野球は、高崎健康福祉大高崎(群馬)の県勢初優勝で幕を閉じました。 甲子園球場はことし8月に1924年の開場から100周年、センバツも第1回大会が行われてから100年という節目で迎えた大会に新たな歴史が刻まれました。