【ウラジオストク共同】北朝鮮北東部の羅先とロシア極東ウラジオストクを結ぶ北朝鮮の貨客船「万景峰」について、ロシアの港湾当局が8月下旬、港湾使用料の未払いを理由に、入港拒否を通告したことが2日分かった。万景峰は現在、運航を停止中。国連の北朝鮮制裁の影響で運航を担うロシア企業は利益を出せず、使用料を支払えずにいる。核・ミサイル開発を加速する北朝鮮に資金をもたらし制裁の抜け穴になると懸念されていたロ朝間初の定期航路は3カ月で廃止となる可能性が出てきた。 運航会社「インベスト・ストロイ・トレスト」社のバラノフ社長が共同通信に明かした。