「割り箸リサイクル問題」に関しては、日本人も一言あるかもしれない。だが、持論を展開する前に、太平洋の向こう岸、カナダはバンクーバーの寿司屋で着想を得たスタートアップ「チョップバリュー」の話を聞いてみてほしい。話はそれからだ──。 このアイデアは寿司皿のうえで生まれた。 カナダのブリティッシュコロンビア州立大学の博士課程にいたフェリックス・ベック(31)は、バンクーバーのとある寿司屋で愚痴っていた。解体現場や建設現場から出る廃木材を活用してはどうかと提案したのに、周りの反応が薄くてむしゃくしゃしていたのだ。 廃棄物なんてものはなくて「廃棄資源」があるだけだってことを、人にどう説得できるんだろうか──。 箸を手に持ったタリア・オタメンディ(いまはベックの婚約者)は、ベックのほうを向いた。 「彼女が言ったんです。『フェリックス、たぶん何か小さいことから始めなきゃかもね』」とベックは回想する。 「
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