2023年に国連のグテーレス事務総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と述べたように、人類共通の喫緊の課題である気候変動は、近年その深刻度を増しています。例えば、世界気象機関(WMO)によると、地球全体の年平均気温は1970年代以降上昇を続け、2024年には2023年に引き続き過去最高を更新し、工業化以前からの気温上昇は1.5℃を上回ったことが確認されました。この気温上昇については年々の変動もあるため中長期的な傾向を確認する必要があり、昨年の状況のみでパリ協定の1.5度目標を超過したとは言えないものの、危機感を持って受け止める必要があります。また2024年の日本の平均気温の基準値(1991年から2020年の30年平均値)からの偏差は+1.48℃で、1898年の統計開始以降、2023年を上回り最も高い値となりました。このため気候変動の監視を今後も引き続き強化していくこ

