ロリコンブームはどのようにして起こったのか。諸説あるが、よく言われるのが、『ニンフェット 12歳の神話』(ノーベル書房)を始めとした芸術としての少女ヌードを前段とし、『LITTLE PRETENDERS 小さなおすまし屋さんたち』(ミリオン出版)を発火点にブームが幕を開けるといった史観だ。こうした見方は決して間違いではない。『LITTLE PRETENDERS』以前が、ブームとは呼べないマニアの世界であったことは確かだろう。しかし、そこへ至るまでの流れの中で、すっぽり抜け落ちている話がある。欧米から輸入されたロリータポルノの受容である。 欧米では、1970年代がロリータポルノの全盛期で、だいたい70年代の中頃までは、アメリカやヨーロッパの全域で当たり前に購入できた。日本のロリコンブームも、大元を辿ればこうしたロリータポルノの輸入から始まっており、ブームの仕掛人の中にも、購入体験を口にする者

