惨敗から一夜明け…川内が丸刈りに 「さらし者になった方がいい」
■ペースメーカーの不安定な走り 昨年12月の福岡国際マラソンの悪夢を吹き払った藤田敦史(富士通)が会心の笑顔を見せ、陸連(日本陸上競技連盟)関係者が「ウ〜ン……」とばかりに首をひねる。2月4日に行われた別府大分毎日マラソンは、皮肉な結果で終わる大会となった。 主役は元旦の全日本実業団駅伝で、中国電力を優勝に導く驚異的な激走を見せた佐藤敦之だった。指導する坂口泰監督が「今、日本で一番強い」と自信を持つほど絶好調。順位どころか、自己ベストの2時間08分36秒を更新して、世界陸上大阪大会代表への名乗りを高々と挙げるはずだった。 だが、誤算はペースメーカーの不安定な走りだった。5キロ、15分5〜10秒のペースで30キロまで引っ張るはずが、最初の5キロの入りは15分15秒。次の5キロこそ14分58秒に上げたものの、その後は追い風という条件にもかかわらず15分15秒、15分19秒、15分21秒と落
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