プロ野球のドラフト会議は、26日午後5時から東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開かれる。ソフトバンクは25日、同ホテルでスカウト会議を開き、王貞治球団会長(77)が早実高の後輩、清宮幸太郎内野手(3年)を1位指名すると宣言した。球団としては異例の公表。最大8球団の抽選に臨む工藤公康監督(54)は、2年連続で最多競合選手を引き当てた強運の持ち主。ソフトバンクは獲得に自信満々だ。
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6日のオリックス戦(ヤフオクドーム)の九回、一塁手のソフトバンク・内川聖一外野手(35)が突然、左翼を守った。2年ぶりの外野だった。ポストシーズンへの備え? 工藤公康監督(54)は「考えます」と茶を濁したが、答えはノー。真相は、二塁から一塁にまわった明石健志内野手(31)への首脳陣の配慮だ。 これで、明石は残り1試合で一塁を守れば、一塁での出場が「72試合」になる。全143試合の半数以上で、ゴールデングラブ賞の権利を手にする。この時期、タイトルはもちろん、規定打席や出場試合数も考慮した起用は恒例だ。コーチが細かい数字を計算し、監督もすべて把握している。本職は二塁の明石は、内川の故障離脱後に一塁に定着した。「1番」に座り、堅守でも優勝に貢献した選手に、個人賞の権利を与えたいという意向は理解できた。 本人は「うれしいけど、自分ではそこまで考えていない。勝つためにやっているんだから、結果的に守れ
「日本生命 セ・パ交流戦」が30日に始まる。2005年から昨年まで両リーグの年度ごとの対戦成績は、パの11勝1敗。ここまで差がつくと、たまたまとは言えないだろう。 ファンもパの方が強いと認識していて、「どうしてこうなったの?」という質問をよく受ける。これまでもドラフトでパ球団にいい選手が集まったこと、パ球団の主催試合で採用されるDH制に慣れていることなどを理由に挙げてきた。 理由の一つになるかどうかわからないが、両リーグの野球の違いを感じている。極端にいえば、パは新戦力に走攻守のうち一つでも秀でたものがあれば1軍で思い切って起用し、セは一つでも不安があれば使わないということだ。
ソフトバンク春季キャンプ(11日、宮崎)239球を投げた7日以来、4日ぶりにブルペンに入ったソフトバンク・松坂の投球を見た。 反動をつけなければ腕を振れないのか、顔が右から左へと振れるフォームは変わっていない。松坂自身も、もう修正するつもりもないのだろうが、反動を使うとよけいな力がかかる分、ぶれも生じる。そのぶれを制御しなければいけない。 そうした視点で見ると、変化球が多すぎると感じた。185球を投げたが、直球は4割ほどしかなかった。前日(10日)に視察した楽天で、約50球を投げた岸が8割以上直球だったのとは対照的だった。 プエルトリコのウインターリーグ、自主トレと順調で「やれるところを見せないと」と考えているのかもしれない。また、技巧派へのモデルチェンジを図るつもりなのだろう。 ならば今はまだ、直球を投げ込んで下半身を固める時期だ。140キロ台中盤でも切れのある直球で、変化球を生かす必要
2012年にリーグ優勝した栗山監督(右)を支えた吉井投手コーチ。来季は再び日本ハムの投手整備に力を注ぐ 日本ハムが来季の投手コーチとして、前ソフトバンク1軍投手コーチの吉井理人氏(50)を招聘(しょうへい)することが25日、分かった。吉井氏は2008年から12年まで日本ハムで投手コーチを務め、09、12年のリーグ優勝を支えた。来季は4年ぶりの復帰となる。 「優勝請負人」が、北の大地に戻ってくる。米大リーグのメッツや、近鉄、ヤクルトなどで活躍した吉井氏は、2008年から12年まで日本ハムで投手コーチを務めた。2軍担当だった10年を除き、1軍の4シーズンはすべてAクラスで2度のリーグ優勝。今季はソフトバンクで2年連続日本一に貢献した。 日本シリーズ後の3日にソフトバンクの退団が発表された。現在は「学生にもどり、修士論文を書き上げることに集中するつもり」と自身のブログにつづり、来春にも筑波大大学
1年目の工藤監督(左)を支えた佐藤投手コーチ。就任当初、2人は合わないと心配されたが、絆は強かった (撮影・塩浦孝明) SMBC日本シリーズ第5戦(ヤクルト0-5ソフトバンク、ソフトバンク4勝1敗、29日、神宮)パ・リーグ覇者のソフトバンクはセ・リーグ王者ヤクルトとの第5戦に5-0で快勝し、4勝1敗で2年連続7度目(前身球団を含む)の日本一に輝いた。日本一連覇は球団史上初。工藤公康監督(52)が主力投手として活躍した1990~92年の西武以来、23年ぶりとなった。選手として3球団で11度の日本一を経験した「優勝請負人」は、指揮官としても新人監督として史上10人目の日本一を達成した。 ソフトバンク・佐藤義則投手コーチ(61)が29日、本紙に日本一独占手記を寄せた。2003年に阪神でリーグV、06年には日本ハム、13年は楽天で日本一に輝いた優勝請負コーチ。ダルビッシュ有投手(29)=現レンジャ
鷹は巣にとどまって獲物を待つことにした。いよいよクライマックスシリーズ(CS)が幕を開けるが、14日のファイナルステージから満を持して登場するソフトバンクは、その会場となる本拠地、ヤフオクドームで紅白戦を行いながら調整を進めている。 セ・リーグを制覇したヤクルトが、宮崎で行われているフェニックス・リーグに参戦しているのとは対称的だ。例年であればソフトバンクもその道を選んできた。他球団の若手を相手に実戦感覚を研ぎ澄ましてきたが、今秋はさまざまな点を考慮して、地元にとどまることに決めた。工藤監督が、そのワケを明かしてくれた。 「向こうに行くと、天候も気にしないといけない。デーゲームになるから選手も早起きしなくちゃいけないし、食事も変わってくるし、ホテル暮らしになって寝られるかも変わってくる。それに他の球団との対戦になれば、インコースにも来る。人工芝じゃないところに行く訳だから、そういうけがの心
ソフトバンク・松中信彦内野手(41)が29日、ヤフオクドームで退団会見を行った。2004年には三冠王に輝いたホークス一筋19年のスラッガーが、別のユニホームをまとっての現役続行を目指す。 目を潤ませながら会見に臨み、「入団するときに逆指名でホークスを選んで、『最後はホークスで終わりたい』と、そういう気持ちはありましたけど、やっぱりそれ以上に野球がしたい、悔いのないような野球人生を送りたいと、そういうのが一番強かったので、本当にファンの皆さんには申し訳ないというのがありますけど、少しでも可能性があるのであれば、やっぱり現役にこだわって、もう一回復活する姿をファンの皆さんに見せたいと思います」と胸の内を明かした。 1997年にドラフト2位で入団。強打のホークス打線の中核を担い、首位打者は2回、本塁打王は2回、打点王は3回獲得。2004年には平成唯一で史上7人目の三冠王にも輝いた。MVPには2度
【プロ野球オールスターゲーム2015第1戦】ホームランダービー決勝で惜しくも敗れたソフトバンク・柳田悠岐=東京ドーム(撮影・中鉢久美子) スターはツラいよ…。ソフトバンク・柳田悠岐外野手(26)は、当初からファン投票で選出されたマツダオールスターゲーム2015のホームランダービーに乗り気ではなかった。 シーズンで見せている圧倒的なフルスイングから、ファンが夢舞台でアーチ量産を期待するのは当然だろう。だが、本人は「緊張するから」という理由と、もう1つ、出たくないワケがあった。 「去年、出たときに、みんなが楽しそうに外野でボールを拾っていて。今年、オールスターに選んでもらったときも『アレ、やりたいな』って思ってたんです。だけど、ダメでした…。楽しそうじゃないですか、アレ」 柳田がしきりに「アレ」というのは、17日の第1戦(東京D)でのホームランダービーでも見られた全セ&全パの選手が外野に散って
ソフトバンク春季キャンプ(17日、宮崎)怪物とトルネードの豪華な合体だ。ソフトバンク・松坂大輔投手(34)が17日、宮崎キャンプを訪れた野茂英雄氏(46)の激励を受けた。 「ちょうど1年前、(メッツでの)キャンプ直前に食事を誘ってもらって以来、1年ぶりの再会ですね。内容? エールをもらいました」 松坂はうれしそうに話した。ブルペンでの投球練習後、球場内の一室で約1時間話し込んだ。現在はフォーム固めに試行錯誤の日々で、この日はプレートの後方から捕手を立たせたまま131球。昨年、野球殿堂入りした野茂氏に現状を打ち明けたとみられる。 踏み出す左足を伸ばした方がいい、との佐藤投手コーチのアドバイスに従っているものの、松坂自身は「まだ違和感があります。はまったときの球は悪くないんですが…」としっくりきていない様子。悩みが深まるばかりの怪物だが、レジェンドとの会話でちょっぴり癒やされたようだ。 (上田
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