<WBC:日本5-2中国>◇3日◇1次ラウンドA組◇ヤフオクドーム 先発の前田健太投手(24=広島)が、5回1安打6奪三振と好投した。 球数50球で迎えた5回は、先頭を3球三振に切ると、遊ゴロ、左飛とわずか6球で3アウトを奪った。1次ラウンドの球数制限65球に余裕を残す5回56球で、2番手の内海哲也投手(30=巨人)にマウンドを譲った。 2月の宮崎合宿序盤は右肩の張りでコンディションが不安視されたが、周囲の心配を一掃。スライダー、カーブ、ツーシームなどの変化球もコースに制球した。「0点に抑えられたのが良かった。ただ何球か抜けたボールがあったので、次は修正していきたい。65球以内で5回投げられたのが良かった。不安を払拭(ふっしょく)できたのではないかと思います」と話した。