ベルギーのブリュッセルで行われた欧州連合(EU)首脳会議で、仏大統領との合同記者会見に臨むアンゲラ・メルケル独首相(2017年6月23日撮影)。(c)AFP/EMMANUEL DUNAND 【6月28日 AFP】ドイツで早ければ今週にも同性婚が合法化される見通しとなった。各党が相次いで同性婚に賛同する姿勢を示す中、反対しているのはアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相が党首を務める与党の中道右派キリスト教民主同盟(CDU)などにとどまっており、9月の総選挙で不利になることを避けるため、ここにきてメルケル氏が方針転換したとみられる。 同性婚が合法化されると、同性カップルによる養子の受け入れなどが可能となり、結婚によって得られる権利が全面的に認められる。ドイツの同性カップルには現在、いわゆるシビル・ユニオン(結婚に準じた権利を認める制度)しか認められていない。 これまでメルケル首