ネット通販の利用拡大などで宅配の需要が増える中、車道を走行するロボットを活用して無人で荷物の配送を行う実証実験が、北海道石狩市で行われています。 実証実験は、情報通信会社の「京セラコミュニケーションシステム」が、宅配大手の「ヤマト運輸」などと共同で、今月8日から行っています。 実験で使われている自動配送ロボットは荷物を入れるロッカーを20個備え、カメラやセンサーで障害物を検知しながら、最高時速15キロメートルほどの速さで走行することができます。 14日行われたデモンストレーションでは、自動配送ロボットが実験に登録したモニター宛ての荷物を載せて車道を走りました。 あらかじめ指定したルートに沿って受け渡し場所に到着すると、荷物の受取人は事前に知らされたパスワードを入力して、ロッカーから荷物を取り出していました。 宅配業界ではネット通販の利用拡大などで取り扱う荷物が増える一方、配送の担い手不足が