アサヒグループホールディングス(HD)は人工知能(AI)やRPA(ソフトウエアロボットによる業務自動化)を本格導入し、グループの業務効率化や働き方改革を加速する。人事総務部に関する質問に自動応答するシステム「人事系AIチャットボット」を開発し、テスト導入を始めた。8月中旬からアサヒビールとアサヒ飲料で本格展開する計画。またグループ29社の人事データシステムにRPAを導入し、人手に頼っていた作業の自動化を進める。 アサヒグループの財務・人事・総務関連の管理業務を手がける子会社、アサヒプロマネジメント(東京都墨田区)でAI、RPAのそれぞれのシステムを導入し、運用を始めた。人事系AIチャットボットは社員の転勤手続き、出産・育児休暇、財形制度などで必要な書類の記入方法や申請の手順について24時間365日、AIが自動応答する。パソコンなどで質問を文字入力するとチャット形式で回答を表示してくれる。
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