師匠が語る、この不思議ワールドシリーズの話しは、まだほんの入り口に過ぎないにも関わらず、母は既に、はあ…? はあ…、という感じで、ついていくのがやっとのように私には聞こえた。 私は助け舟を出すつもりで母にこう言った。 「母さん、師匠の言っていること、ちゃんと理解しよう? 外から聞いていると、ついて行けてないように聞こえるんやけど… 笑」 私の言葉に対して、母はすかさずそれに言い返してきた。 「ついて行ってるわよ〜。 今の大茂さんの話しを聞いていて、私も今、ズキンときたことがあったのよ…」 「おっ、そうなん? んで、何、そのズキンときたことって?」 「いや、まさに今、大茂さんが言われていたそのままのことだから、思わず自分のことを言われているみたいで、笑いそうになってしまったわ… 笑 私もね、仕事の休みの前の晩なんかは、つい、そういう○○テレビみたいな討論番組を見ては、そうじゃな