2008年1月2日、ケニア西部のエルドレット(Eldoret)付近で起きた、暴徒による放火事件の現場を歩く地元の住民。(c)AFP/TONY KARUMBA 【1月4日 AFP】(1月9日 一部更新)観光業で繁栄し安定した国家というケニアのイメージは、大統領選の結果をめぐる混乱で壊れ始めている。ただ、専門家の中には、大量虐殺の悲劇が起こったルワンダのような事態には発展しないとの見方もある。 なたを振り回し、民族間で殺害が繰り返され、対立する政党からは「大量虐殺」や「民族浄化」だとの声が挙がる状況は、ケニアが「血の海」に沈む幻影を想起させる。 強硬政治にいら立ちを覚えた住民が暴徒化、国全体が「炎上」している。同国のメディアは、政治的解決がなされなければ、多くの隣国を破滅に追いやった民族紛争に発展する可能性があると警告した。 これに反して専門家は、ケニア社会に数多く内蔵された制御装置が、東アフ
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