朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は7日、人文・文化界の関係者13人を大統領府(青瓦台)に招いて昼食を共にし、現政権が目指す「文化隆盛」の方向性や人文学の活性化などについて意見を聴取した。朴大統領はその席で「小さな国が数々の侵略を受けながらも粘り強く5000年の歴史を築けたのは、人文学的な文化の力によるもの。根本的な私たちの魂を形作っている歴史について『誰が正しい、間違っている』という風に分裂し始めれば、どんな努力をしても国民統合は実現できない」と指摘した。 柳宗鎬(ユ・ジョンホ)延世大学碩座(せきざ)教授(寄付金によって研究活動を行えるよう大学の指定を受けた教授)=78=は「国際通貨基金(IMF)の救済金融を受けて以降、人文学のステータスが低下した。韓国社会では近ごろ言葉による暴力などが横行し、社会の質が大きく低下したと感じざるを得ない」と語った。李時炯(イ・シヒョン)韓国自然医学総合研究院