珍しい古書に関する特別な相談――ビブリア古書堂の店主・栞子に謎めいた依頼が寄せられた。大輔と共に向かった依頼人の家には、精巧な金庫と稀代の推理作家・江戸川乱歩の膨大なコレクションがあった。そこに秘められた謎とは? 栞子の母、智恵子が初登場し、母子の謎解きバトルが繰り広げられる。 メディアワークス文庫 599円(税込) 累計390万部を突破した大人気古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』の待望の新刊が上梓された。連作短編集だった第3巻までとは異なり、日本における推理小説の祖・江戸川乱歩を題材にした、初めての長編だ。 「元々は短編の予定だったのですが、収まりきれずに乱歩でまるまる1冊になってしまいました。またこれまでずっと短編を書いてきて、読者にも僕にも慣れがでてくるかなと思い、そろそろ長編を書きたいとも考えていました」 このシリーズは、鎌倉にある「ビブリア古書堂」の若き美人店主・篠川栞子