横山光輝さん原作の漫画「鉄人28号」が映画「イノセンス」などのアニメで世界的に知られる押井守監督の初演出で舞台化されることになり、東京都内で制作発表会が開かれた。 「舞台はやってみたかったが『(楽しさを知って)帰ってこられなくなるからやらない方がいい』と言われていた」と押井監督。“禁断”の領域に入り、選んだテーマは「僕らの世代のヒーロー」という鉄人28号。 ひざをついて座った状態で高さ約7メートル、重さ約800キロの鉄人が舞台上に登場。押井作品には珍しく歌も導入するという。 鉄人を操る15歳の少年、正太郎と謎の女の2役を演じる南果歩は「想像を超えたものにチャレンジするのは俳優として幸せ」と笑顔。「役を作らず、その場で感じたことを口や体に出していくしかない」と話した。