『週刊少年ジャンプ』(集英社)のラブコメ三国志の覇者として君臨した『ニセコイ』(古味直志/集英社)のアニメ化がこのたび決定した。ファンの大きなお友達から大歓声が聞こえてきそうなビッグニュースである。しかし、その陰で、だれよりも歓喜し、うれし涙を流す勢いの人々がいる。そう、彼らは作者・古味直志の前作の熱烈なファン、『ダブルアーツ』(集英社)ファンなのだ。 『ダブルアーツ』と聞いて、その名前の聞き覚えのなさに首をかしげる方も多いと思う。それもそのはず、この作品、じつは全23話、コミックの巻数にして3巻までしか出ていない、『週刊少年ジャンプ』伝統の、いわゆる「打ち切り」作品なのである。「なんだ、そうなのか」と思うのはまだ早い。この『ダブルアーツ』は、とても打ち切り作品とは思えないほどの人気を誇り、読む人を惹きつけるおもしろ作品なのである。 では、そのおもしろさとはなんなのか、ご説明しよう。まずは
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