大分県豊後大野市の食品会社が韓国から輸入したヒラメから、基準値を超える寄生虫が検出されていたことが分かりました。大分県によりますと、ヒラメはすでに九州や近畿の2府7県に出荷されていて、今のところ健康被害は確認されていないということですが、食品会社が回収を急いでいます。 「クドア・セプテンプンクタータ」はヒラメに寄生し、基準値以上の量が人間の体内に入ると、一過性のおう吐や下痢の症状が見られるということで、県は食品衛生法に基づいて、この食品会社に回収命令を出しました。 食品会社は、韓国から輸入した2800匹余りのヒラメを、すでに大分県や福岡県、それに大阪府など九州や近畿の2府7県の卸業者に出荷していて、今のところ健康被害は確認されていないということですが、回収を急いでいます。