コナミの名作MSXゲームを振り返るこのシリーズも早10回目。今回は『ウシャス』、『コナミの麻雀道場』、『スカイジャガー』の3本をお届けします。 ■ウシャス(1987年発売) MSX2オリジナルのアクションゲーム。横視点のジャンプアクションはファミコンなどではよく見かけたが、MSX2は縦スクロール機能があっても横スクロール機能がなかったため、その数は少ない。コナミでも『悪魔城ドラキュラ』、『ガリウスの迷宮』など、いずれも画面切り替え方式となっている。しかし横スクロールしないからといってゲームがつまらなくなるわけではない。制約を逆利用し画面切り替え方式を最大限生かしたゲームにする。その精神こそがコナミなのである。そしてこの『ウシャス』もまたそんな魂ある1本だ。 題材もちょっと風変わりで、東洋考古学研究室で発見された古地図に記された“ウシャスの秘宝”を求めて、研究生のクレスとウイットがシルクロー