子どもの近視について、文部科学省が各地の小・中学生およそ5200人を追跡した初めての調査で、この2年の間におよそ1割の子どもが新たに近視になっていたことが分かりました。学年が低いほど新たに近視になる子どもが多い傾向がわかり、専門家は早い時期からの対策が重要だと指摘しています。 文部科学省は子どもの近視の実態を把握しようと、2021年度から2023年度にかけて、各地の小・中学生およそ5200人を対象に視力を測定したり、目の形などを詳しく計測したりする初めての追跡調査を行いました。 その結果、近視と判定された子どもの割合は、2021年度の調査では40.8%でしたが、昨年度の調査では50.3%と9.5ポイント増え、この2年間でおよそ1割の子どもが新たに近視となったことがわかりました。 学年が低いほど新たに近視になる子どもが増える傾向がみられ、2021年度に小学1年生だったグループは12.4%でし