典型的な球根植物 (1) ニホンスイセン 日本で一般にスイセン(水仙)といえば本種を指す。花期は12~2月。鱗茎は卵球型。葉は帯状でやや厚く粉緑色で、円頭またははなはだ鈍頭となり、幅0.8~1.5cm、長さ20~40cm、包は乾膜質、長さ3~5cm。花は数個ありやや不同長の小梗上につき、白色である。花冠筒部は淡緑色で長さ約2cm、花被裂片は平開し、卵円形または広楕円形で、微凸頭、長さ1.5cm。副花冠は黄色、杯状をなし、径約1cm。 (2)ラッパスイセン 南西ヨーロッパ原産。葉は直立し長さ36cmまでで幅は0.6 ~ 1.3 cm 。花茎は葉とほぼ同長。 1花茎に1花をつけ、副花冠は花被片と同長かそれより長い。花期は3 ~ 4月で、花壇、切り花用として栽培される。ニホンスイセンに対して、大型の花をつける本種などを西洋スイセンと呼ぶこともある ニホンスイセンの花 ニホ