マックノート彗星(C/2009 R1)は、6月の終わりごろまで、明け方の北東の空に見えます。後半になるほど明るくなると予想されていますが、高度も下がってきます。月明かりの影響なども考慮すると、10〜20日ごろがもっとも見やすそうです。 明るさは、6月上旬は6〜5等台、中旬には4等後半〜3等半ば、下旬には3等前半〜2等後半と予想されています。 マックノート彗星は、さまざまな明るい恒星のそばを通り過ぎていきますので、これらの天体を目印にして彗星を見つけてみましょう。14〜15日ごろには、ペルセウス座の2等星ミルファクが目印になります。また、21日ごろには、ぎょしゃ座の1等星カペラに大接近しますので、見つけやすくなるでしょう。