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政権交代が確実になった選挙前の頃から気にかかっていたのが、3年前に安倍晋三が強行採決で成立させた「教育基本法」を新政権はどうするかということだった。 当時、安倍が教育基本法改正を図ったことに反対して、立花隆が月刊『現代』2006年10月号に、「安倍晋三への宣戦布告」と題した文章を発表した。これがきっかけとなって改正反対論がある程度盛り上がったが(立花が声を上げる前は、朝日新聞や読売新聞の世論調査で、同法改正反対論は1桁パーセントに過ぎなかった)、権力の頂点に立っていた安倍晋三は、強行採決で改正教育基本法を成立させたのである。2006年12月15日のことだった。 きまぐれな日々 毎日新聞の報道 - 改正教育基本法は「改憲へのステップ」で、これを報じる2006年12月16日付毎日新聞の報道を紹介したが、これを以下に再掲する。 変わる教育の憲法・上 「私の目指す『美しい国づくり』において、教育が
食欲と芸術の秋は人種差別の秋でもあったのか、チャンネル4が“Race: Science’s Last Taboo”なる特集を組み、人種問題を考えるネタとなる一連の番組を放映している。 で、その一環として放映された『The Event:How Racist Are You?』という番組を見た。 60年代から活動している米国の人種差別撤廃運動家ジェーン・エリオットが、“青い目、茶色い目エクササイズ”と呼ばれるワークショップを英国で実験してみた模様をドキュメンタリー化したものだ。 このワークショップのメソッドは、数十人の参加者を「青い目グループ」と「茶色い目グループ(こちらは当然有色人種が多くなる)」に分割し、片方のグループを徹底的に虐げ、片方のグループを徹底的に優遇して両陣営を敵対させ、差別・被差別の状況を人工的に作り出す。というものであり、ジェーンは小学校教諭時代に、8歳の子供たちを対象にこ
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