2006年11月11日追記: 本日早朝、宇井純さんが逝去されました。 下記の記念講演のあと、午後の成果報告をすべて聞いていただき、また、その後の懇親会でも楽しくお話をさせていただいたことを昨日のことのように思い出します。 高木基金の活動についてもあたたかい言葉をかけていただき、あらためて感謝しております。 宇井さんが切り開かれた道を、新しい世代が引き継いでいかなければと思いますし、それを応援するのが高木基金の役割だと思っております。 心からご冥福をお祈りいたしますとともに、市民科学をめざす私たちの活動を、少し遠くに行かれてしまいましたが、これからも見守っていただきたいと思います。 2004年6月20日、東京新宿のカタログハウスセミナーホールで開催された第二回成果報告会の記念講演として、宇井純さんにお話をして頂いたものです。 (写真提供:ひろせ事務所) 宇井 ご紹介を頂きました宇井です。ち
物理専攻から文転して -平川さんは、科学技術と社会の関わりを研究テーマにしておられるわけですが、まず平川さんが、これまでどの様に研究してこられたのか、そのあたりからお話を聞かせて下さい。 平川 もともと大学では物理を専攻していました。その後、文転をしまして、最初は科学思想史という、哲学系のことをやっていたのですが、95年くらいから、「科学技術論(STS:"Science and Technology Studies")」に自分の関心を広げて、それ以来、この分野に関わっています。 -物理専攻の時代は、どの様な分野を専攻しておられたのですか? 平川 理論系の統計物理学、非平衡統計物理学ということで、ちょうどあの頃はやり出した、カオスとか、複雑系のさわりのあたりをやりました。日本でもいろいろな研究が増え始めたころだったので、ちょうどおもしろい時期でした。その後、東工大で修士まで物理を専攻して、そ
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