東京電力は11日、福島第1原発で汚染水漏れが判明した3号貯水槽から6号貯水槽に移送しようとした水が、配管の接続部から漏れたと発表した。東電は移送を中止した。「漏れた汚染水は貯水槽上部を覆う土壌に染み込んでおり、周辺への流出はない」としている。漏れた量は推定約22リットル。 東電などによると、11日午後2時に移送を開始したところ、直後に移送用ポンプの配管接続部から水が漏れ、土壌に染み込んだ。3号貯水槽の水は、原子炉を冷却した後に放射性セシウムを除去したもので、セシウム以外の放射性物質が含まれている。
原発新規制基準 ゼロリスクにとらわれるな(4月11日付・読売社説) 原子力規制委員会が、原子力発電所に適用する新たな規制(安全)基準の最終案を決めた。 東京電力福島第一原発事故を踏まえ、従来の想定より大きな地震や津波への対策を求めた。原子炉が壊れる重大事故を防ぐため、電源や冷却機能の拡充も盛り込んだ。 事故前の基準の欠陥を改めることは必要だろう。だが、新基準の検討過程で内外から相次いだ「ゼロリスクを求め過ぎだ」との批判はほとんど反映されなかった。 問題をはらむ基準案である。 その一つは、原発敷地内の活断層の扱いだ。これまでは12万~13万年前以降に動いたものを対象としていたが、最大40万年前まで遡って調査することを課した。 規制委はすでに、これを先取りして原発敷地内の活断層を調査している。この際、島崎邦彦委員長代理は繰り返し、「活断層が100%ない」という証明を求めており、新基準にも同様の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く