古き良き時代を類型化してしまわない 昭和の高度経済成長期。江戸時代の里山のエコな暮らし、商人の活き活きとした暮らし......etc。こういったものは、エンタメにすると”古き良き時代的感動もの”に扱われがちなんですよね。それはそれで良いんですよ。カタルシスを味わえるし。 ねじめ正一の作品にもそういった側面はなくはないんですが、それよりも、もっとその時代時々にあった切なさや悲しみ、哀愁みたいなものがむちゃくちゃ上手く描かれていて、魅力的なんですよね。単なる感動モノでは味わえない魅力を求めているなら、ねじめ正一! この記事ではおすすめ小説7作をランキング形式で紹介します。 目次 古き良き時代を類型化してしまわない 目次 ねじめ正一略歴(wiki) ランキング 7位 熊谷突撃商店 6位 長嶋少年 5位 商人 4位 認知の母にキッスされ 3位 眼鏡屋直次郎 2位 荒地の恋 1位 高円寺純情商店街