四万十川のトロッコ半世紀ぶり発見 森林鉄道で活躍 四万十川の中州から半世紀ぶりにトロッコ――。四万十市西土佐口屋内でこのほど、昭和初期まで黒尊川流域の木材を運搬していた森林鉄道のトロッコ1台が、ほぼ完全な形で見つかった。住民らは流域の歴史再現のため保全活用できるよう検討しており、「よう腐らんと残ってくれた…」と感慨も深い。 森林鉄道は、林業が盛んだった同市西土佐奥屋内―西土佐口屋内の約25キロを結んだ。「西土佐村史」によると、大正11年ごろから軌道の敷設が始まり、同13年ごろから木材や木炭がトロッコで運ばれるようになった。 昭和に入ると機関車が20台ものトロッコを連ね、大量の木材を輸送。時には救急車代わりに急病人を運ぶなど、地域生活とは切り離せない存在だった。しかし道路改良などに伴い、昭和25―27年にかけて順次廃止されていった。 昨年11月、西土佐口屋内の県立中村中3年、平塚知仁君(15
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