JR東海の山田佳臣社長は16日の定例会見で、建設費負担をめぐり自治体と議論が続くリニア中央新幹線の中間駅に関し「これまでと同じ議論をしていたら何も変わらない。新しい考え方で前進させたい」などと述べた。地元の全額負担を求めていた従来の方針を軟化させており、近く、沿線各県と開く合同協議の場で新しい提案を行うとみられる。
JR東海の山田佳臣社長は16日の定例会見で、建設費負担をめぐり自治体と議論が続くリニア中央新幹線の中間駅に関し「これまでと同じ議論をしていたら何も変わらない。新しい考え方で前進させたい」などと述べた。地元の全額負担を求めていた従来の方針を軟化させており、近く、沿線各県と開く合同協議の場で新しい提案を行うとみられる。
東日本大震災で被災した鉄道の再生をめぐり、第三セクターの三陸鉄道(岩手県宮古市)とJR東日本で明暗が分かれている。公的支援を受けて現ルートでの復旧を目指す三陸鉄道に対し、自力再建が前提のJRはルート移転問題も絡み、不通区間の8割で復旧のめどが立たない。「大動脈」が寸断された阪神・淡路大震災では7カ月で全線が開通したが、今回はローカル線だけに存続を危ぶむ声も上がる。(足立 聡) 「頑張ろう!三陸 杉良太郎」と書かれたヘッドマークを付けた列車が滑り込む。宮古市の三陸鉄道宮古駅。ヘッドマークのオーナーは同社が年間30万円で募った。神戸出身の杉さんをはじめ、8枠はすぐ埋まった。「全国からの支援は本当にありがたい」と望月正彦社長(59)。2014年春の全線復旧に向け「社員の士気は高い」という。 岩手県沿岸部の北リアス線(71キロ)と南リアス線(36・6キロ)で、駅や線路など317カ所に被害が出た。北
一般道路と鉄道線路を走行できる車両「DMV(デュアル・モード・ビークル)」が15日、海陽町宍喰浦の阿佐海岸鉄道宍喰駅車庫に到着した。16日午後10時ごろから牟岐、海陽両町で夜間走行試験を行う。 訓練は18日までの3日間で、いずれも午後10時ごろから午前5時ごろまで。走行区間は牟岐駅から宍喰駅南側の同駅車庫までの約18キロで、牟岐駅から宍喰駅車庫まで線路を走った後、道路に下りて国道55号を走り牟岐駅に戻る。走行時の振動などを測定し、安全性を確認する。 DMVは、徳島県や海部郡3町などでつくる「阿佐東地域公共交通懇話会」がJR北海道から無償で借り受けた。28人乗りでゴムタイヤと鉄製車輪が付いており、道路でも線路でも走ることができる。今回の走行試験の後、実証運行を実施し、2012年度以降の早い時期の実用化を目指している。
トップ > 岐阜 > 11月16日の記事一覧 > 記事 【岐阜】 最後の仕事前に高山線で試運転 JRのラッセル車 Tweet mixiチェック 2011年11月16日 雪に備え、JR高山線を試運転するラッセル車=飛騨市古川町で 雪に備え、JR東海唯一のラッセル車が15日、飛騨地方の高山線で試運転を始めた。導入から32年。今冬で引退する朱色の車両は最後の仕事に向け、紅葉残る山あいに駆動音を響かせた。 昨冬は20回出動したラッセル車。冬に常駐する高山駅(高山市)で、雪をかき分けるウイングなどの動きを確認し、富山県境の猪谷駅(富山市)までの約50キロを往復した。 カメラを手にした鉄道ファンも目立ち、富山県高岡市の自営業荻布貢造さん(42)は「ラッセル車と言えばこの形、色。引退は寂しいですね」とぽつり。 試運転は飛騨小坂(岐阜県下呂市)~猪谷間で17日まで続く。 (井本拓志) この記事を印刷する
当連載第2回にて、国鉄南武線浜川崎支線(尻手~浜川崎間)の電車を待つ女子高生を"ナンパ"してまで撮った、「旧型国電を待つ女子高生」の写真を紹介したことがあります。 このとき被写体となった女子高生……ではなく、戦前に製造された17m旧型国電は、1980(昭和55)年11月にひっそりと引退し、101系に置き換えられました。さよなら電車の運転もありませんでした。 その旧型国電とは、浜川崎支線に奇跡的に残っていた、昭和ヒトケタ生まれのクモハ11とクハ16です。当時の国鉄で、鶴見線大川支線のクモハ12とともに、17m車として最後の営業運転を行っていました。 浜川崎支線は、南武線本線の尻手駅を出て東海道本線をまたぎ、八丁畷駅(京急線と接続)と川崎新町駅を経て、鶴見線と接続する浜川崎駅へ至る路線です。 その距離わずか4.1km。京浜工業地帯への通勤路線にもかかわらず、電車はわずか2連で運行されています。
乗降客想定を9駅で上回る 九州新幹線7-9月 2011年11月16日 00:19 カテゴリー:経済 JR九州は15日、3月に全線開通した九州新幹線鹿児島ルート11駅の7-9月の1日平均乗降客数を発表した。夏休みの観光客や帰省客の需要が押し上げ、新大牟田、筑後船小屋の両駅を除く9駅で想定を上回った。 JR九州によると、4-6月は新鳥栖▽久留米▽熊本▽新八代-の4駅も想定を3-12%下回っていたが、7-9月は1-11%上回った。新大牟田、筑後船小屋の両駅も、4-6月より乗降客数が50-100人増えた。 東日本大震災の自粛ムードが薄れ、夏休み期間に需要が増えたことが主因。熊本は、博多駅ビルの買い物券が付く割安切符「ビックリつばめ2枚切符」(5500円)を6月に発売した効果もあったとみている。 JR九州の唐池恒二社長は会見で「8月以降は熊本も関西や中国地方からの利用が増え、勢いが出てきた」と評
横内正明知事は15日の記者会見で、リニアモーターカー実験車両を鉄道総合技術研究所から借り受け、山梨リニア実験線基地(都留市)に併設の県立リニア見学センターに展示する計画を明らかにした。関係者と協議して車両借り受けにめどがついたことで、オープンから約15年が経過する見学センターをリニューアルする方針。横内知事は「地域観光拠点としてより誘客効果の高い、魅力ある施設にしたい」と語り、平成26年度当初にオープンを予定している。 同実験線の走行試験は実験線延伸工事のため9月末でいったん終了した。横内知事は「(平成25年度末に)営業線仕様での走行試験が開始されると大幅に来訪者の増加が見込まれる。見学センターの魅力を向上する必要があると考えた」とリニューアル計画に至った経緯を説明した。 展示を計画しているリニア車両は車号「MLX01-2」、全長28メートル、重さ約30トン、先頭形状がエアロウェッジ型で車
JR東日本仙台支社は15日、石巻線・東北本線経由で石巻~仙台間を結ぶ直通快速列車の運行を発表した。12月1日より、平日の朝に運転される。 石巻~仙台間のメインルートといえる仙石線は東日本大震災で被災し、高城町~矢本間で運転見合わせに。現在は高城町駅の1つ手前、松島海岸駅から矢本駅まで代行バスが運転されている。本年度内に陸前小野~矢本間の運転を再開する予定だが、仙石線経由の場合、2度の乗換えが必要になるのが現状で、道路事情による遅れも見込まれるなど不便な面もあった。 12月1日より運転を開始する直通快速列車は、キハ110系による2両編成で運転されるという。石巻線の石巻駅を朝6時43分に発車し、石巻線と東北本線をノンストップで走行して、仙台駅には7時59分に到着。現在の仙石線を利用した場合と比べて、所要時間が約30分短縮される。 石巻~仙台間の直通快速列車は、12月1日以降、土休日および12月
石巻発仙台行きの直通快速列車 来月1日運行開始 JR東 JR東日本仙台支社は15日、小牛田駅(宮城県美里町)を経由する石巻発仙台行きの上り直通快速列車を12月1日から運行すると発表した。東日本大震災の影響で仙台―石巻間の直通運行ができない仙石線に代わり、小牛田経由で石巻線と東北線を使って通勤通学客の足を確保する。 運行は早朝1便のみ。下りも運行する方向で検討しているが、開始時期やダイヤは未定という。 直通列車の運転は平日だけで、午前6時43分に石巻を出発し、仙台着は7時59分。途中の乗降はできない。運賃は仙石線の仙台―石巻間と同じ820円。同区間の定期券も利用できる。 石巻線は電化されていないため、車両は2両編成のディーゼル車(定員計約240人)を使う。運行期間は仙石線の全線再開までを見込む。 仙石線は高城町(宮城県松島町)―矢本(東松島市)間で不通が続いている。途中の代替バスを利
印刷 近江鉄道(本社・滋賀県彦根市)は、ひこね芹川駅の利用者を増やそうと、近くの花しょうぶ通り商店街のまちづくり団体「LLPひこね街の駅」のキャラクター「いしだみつにゃん」を名誉駅長に起用し、13日に任命式をした。 同駅は2009年4月に開業。商店街から彦根城にかけての「観光ウオーク」のスタート地点と位置づけられている。 いしだみつにゃんは、古沢初雄彦根主管駅長から名誉駅長の任命状を受け取った後、寄贈された絵看板の除幕式に臨んだ。 同鉄道では、ひこね芹川―愛知川間を往復できる記念乗車券(800円)を発売。米原、彦根、八日市、近江八幡、貴生川の各駅のほか、通信販売もする。問い合わせは同鉄道運輸課(0749・22・3303)へ。
印刷 線路の雪かきをするラッセル車の試運転が15日、3日間の日程でJR高山線の飛騨小坂(岐阜県下呂市)―猪谷(富山市)間で始まった。JR東海にはラッセル車が1編成しかないが、老朽化のため今季限りで引退する。 試運転を前に高山駅で報道関係者に公開され、線路上の雪を進行方向の左側に押し出す「ウイング」や、線路内の雪をそぎ落とす「フランジャ」の装置の性能を確認。紅葉に彩られた山あいを縫って、猪谷までの約50キロの区間を行き来した。 このラッセル車は1979年に製造。全長28メートル、幅はウイングを広げると3.8メートル、重さ117トンある。冬の間、高山駅に常駐して、1日50センチ以上の積雪か、1時間に5センチの積雪が4時間以上続いた時に出動する。昨年度は20回、2009年度は24回出動した。 来季からはラッセル車に代わり、ロータリーで雪をかき集めて吹き飛ばす「モーターカーロータリー(MC
印刷 関連トピックス羽田空港 東京急行電鉄蒲田駅(東京都大田区)と京浜急行電鉄蒲田駅を結ぶ新路線「蒲蒲(かま・かま)線」の設置を、東京急行電鉄が検討していることがわかった。東急電鉄が京急電鉄に乗り入れて羽田空港に接続することで、外国人客の取り込みをねらう。 15日までに投資家説明会などで、蒲蒲線建設を本格的に検討し、国などに支援を求める考えを示した。両駅は約800メートル離れており、利用者からは、乗り換えに「不便」などの声が上がっていた。国は建設に前向きで、大田区が整備の効果などを調べていた。 ただ、京急と東急は車輪の幅が違うため、幅を変えられるフリーゲージトレインなど新車両の導入が不可欠だ。東京都など関係者の合意も必要で課題は多い。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます
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