20日から始まる将棋の新しいプロ公式戦の名称が、「叡王(えいおう)戦」に決まった。主催するドワンゴが18日、発表した。優勝棋士は来年3~5月にある第1期電王戦に出場し、最強のコンピューターソフトと2日制の二番勝負を戦う。 「叡王」という名称には「叡智(えいち)を競う将棋の頂点にふさわしい称号」との意味を込めたという。参加はエントリー(申し込み)制で、エントリーした棋士154人と予選の組み合わせも発表された。出場しないのは5人。タイトル保持者4人のうち羽生善治名人、渡辺明棋王がエントリーしなかった。すでに参加を表明していた糸谷哲郎竜王に加え、郷田真隆王将が出場する。 20日に段位別に分かれての予選トーナメントが始まる。開幕戦は森内俊之九段―森下卓九段戦。予選は9月下旬まで続き、トーナメントを勝ち抜いた九段6人、八段3人、七~五段各2人、四段1人の計16人が本戦トーナメントに進む。決勝は12月