良い本だった。Ruby関係ない人も、Unix的な仕組みの理解につながると思う。 この本の内容でそれほど触れているわけでは無いが、普段なにげなく叩いているコマンド実行時の「パイプライン」。 これの理解がコマンド同士の入力、出力をつなげるくらいしか理解できてなかったが、この本読んだきっかけで実際どういうう動きになってるのか多少整理できた。 たとえば下記のようなコマンドを入力した時、どういう挙動でデータの受け渡しがなされるのか。 ls -l|grep hoge ■実行された時の流れ 1.パイプ用のファイル(ディスクリプタ)を作る 「ls -l」から「grep hoge」への標準出力を渡すため、パイプ用のファイルを作る。 ファイルとは言ってもディスク上に書き込まれるものではなくメモリ上でのただの識別子(ファイルディスクリプタ) メモリ上なので、基本的には高速なやりとりが期待できる。 2.コマンド実