米アリゾナ(Arizona)州の大隕石孔(2005年3月9日、NASA提供、資料写真)。(c)AFP/NASA 【7月1日 AFP】ちょうど100年前の1908年6月30日の明け方、西シベリア(Siberia)の上空で大爆発が起こり、2000平方キロメートルにわたり樹木8000万本がなぎ倒された。爆発の規模が広島に投下された原子爆弾の1000倍にも匹敵するというこの「ツングースカ大爆発(Tunguska Event)」の謎は、いまだ解けていない。 現場の近くに居合わせた遊牧民エヴェンキは、爆発の衝撃で家や家畜が空中に投げ出された様子を語った。現場から1500キロメートル離れたイルクーツク(Irkutsk)では、爆発による衝撃が地震として感知された。また、この爆発はあまりにも巨大だったため、英ロンドン(London)では夜空の下で新聞が読めるほどだったという。 爆発の原因には複数の説がある。
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